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トレンド情報

2018年09月19日(水)


【調査レポート】美白美容液の容器動向を探る


1. 美容医学的アプローチで開発

美容医療的見地を取り入れたコスメは年々増えているが、そのトレンドが一気に花開いたともいえるのが2018年の美白美容液のマーケットだ。 人気を集めている美白美容液の商品説明を見ると、血管、エピジェネティクス(後成遺伝子学)、肝斑治療、フォトフェイシャル(有効な光を照射し、肌のターンオーバーを促す美容医療法)、フラクショナルレーザー(安全なレーザー光線の熱により皮膚に微小な穴を作り、穴を元の状態に戻そうとする皮膚細胞の再生力を活かす美容医療法)など、美容医療の専門用語がずらりと並んでいる。 例えば、国内の大手化粧品会社Sの場合、光を用いた最新の画像化技術を応用することでシミを増殖させるメカニズムが血管にもあることに着目。シミ生成の連鎖をストップする効果がある美容液Hを発売した。もともと美白効果が高いと高評価のHの新バージョンは発売々、大きな話題を呼んでいる。 美容医療のフォトフェイシャルから知見を得た美白美容液を投入したのは製薬会社R。メラニンの生成量を抑制するために、肌色を左右する2種類の遺伝子に働きかける独自成分と美白有効成分を配合している。 外資系化粧品会社も負けていない。フランスの化粧品ブランドDは、生命科学における最先端分野のひとつであるエピジェネティクスをヒントに美白美容液を開発。美白有効成分と発酵酵母エキスを配合し、シミやソバカス、日焼け後のほてり、肌荒れまでこれ1本で済ませられる便利なアイテムの発売に踏み切った。 アメリカの化粧品会社Hが投入したのは、フラクショナルレーザーから着想を得た美容液。肌のトーンを明るくすると同時にツヤとハリ感を与える成分と、つけた途端に明るさを演出するためピンクに反射するパールを配合したアイテムは女性のニーズを巧みにとらえた商品設計といえるだろう。 こうした最新の人気美白美容液の顔ぶれからわかるのは、市販の化粧品と美容医療の境目が限りなく近づいてきているということ。それだけ一般女性の間では、美容医療が身近になってきている証拠である。  
2. シミのもとを断つ!

できてしまったシミを取るよりも、シミができるメカニズムに注目し、シミのもとを断つ。かねてから美白コスメの間で重視されてきた商品設計がますますパワーアップしている。 シミやくすみができる要因が紫外線だけではなく、積み重なるストレスや加齢によってメラノサイトの移動が停滞することにあると業界で初めて発見した国内の大手化粧品会社Pは、その知見をベースに、既存の美白美容液をバージョンアップした。 独自の肌測定器を進化させ、角層の透明度やメラニン量、均一なメラニン分布、血液の色、真皮タンパク質の色といった5つの要素を可視化し、それぞれにアプローチする美容液を開発したのは国内の化粧品ブランドI。最大の特徴は「紫外線ダメージを受けにくい肌に整える」こと。たとえ紫外線をあびたとしても影響を受けにくく、シミになりにくい肌に導く効果が評判だ。 国内の化粧品会社Mも、紫外線などの日中のダメージから保護する美白美容液を開発している。このアイテムの注目すべき点は、肌ダメージの修復と睡眠中のメラニン活動にアプローチする夜用美容液も同時に発売している点。2種類の美容液を使い、「丸一日シミをブロックする体制を整える」ことがコンセプトだ。 昼も夜も、どんな時間帯も美白への悪影響は許さない–。美白美容液は24時間体制に突入している。
3. 透明感で勝負

最近の美白美容液の市場で目立つのは、透明感という言葉。ほかにもブライトニング、トーンアップ、輝く白肌というワードを使って、商品特性を訴求するアイテムが急増している。 古い角質を穏やかに除去し、肌表面をなめらかに整えて明るい色の肌を目指す「トーンアップ」効果をアピールしているのが、アメリカのメイクアップアーティストブランドBから発売された美白美容液だ。 国内の大手化粧品会社Aから投入され、女性たちの人気を得ているのは、肝斑治療発想でシミやクマ、色ムラに働きかける薬用美白美容液。加齢にくすみが重なった肌を「セピア肌」を命名し、ハリ感と内側から明るく輝く白肌を追求している。「セピア肌」のような言葉は女性たちにわかりやすく響く効果がある。巧みな商品設計とマーケティングだ。 自然派化粧品も美白ジャンルには積極的に取り組んでいる。その代表格が、自然由来成分約90%使用を最大の特徴とするフランスの化粧品ブランドY。紫外線による外的刺激から肌を守るだけでなく、不要な角質を取り除きながら、明るく透明感のある肌に導くとされる効果は、自然派コスメを好む女性の心をつかむことに成功した。  
4. 美白美容液の容器動向

2018年に新しく登場した美白美容液の容器の特徴を以下にまとめてみた。 1. 容器の色は白が圧倒的な人気 2. 本体のボトルは白、キャップはメタリックシルバーの組み合わせでメリハリをつけた容器も多い 3. 白以外ではメタリックブルーやメタリックブラウンなど、メタリック系も目立つ 4. スマートさやすっきりとした透明感を感じさせるスリムで細長いフォルムの容器が主流 5. 薬をイメージさせるスポイト型容器も多い 6. 泊を取り入れるなど、新趣向の容器も登場 「白い肌」はもちろんのこと、透明感やブライトニング、クリアといった言葉を具現化したようなデザインの容器が美白美容液の王道といえるだろう。 最後に挙げた6つは、先に挙げた大手化粧品会社Sから発売された美白美容液Hの容器を指す。容器の上部に採用した7色のオーロラ箔素材が印象的だ。 このプリズムカラーは、希望に満ちた女性の心を表現しているという。透明感のある白い肌を手に入れた女性たちの明るい気持ちを取り入れた容器は、容器のデザインにおけるマインドセットの重要性を示している。