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【調査レポート】オーガニックコスメの容器動向

2017年08月04日(金)


1. 幸せな気持ちを得るために使う!?

有機栽培された植物を主原料とするオーガニックコスメの人気が高まっている。 安全性の高さ、肌への優しさが人気の理由とされているが、実際のところ、どれぐらいの女性たちがオーガニックコスメを利用しているのだろうか。 また、利用者はどのような点に魅力を感じているのだろうか。 マーケティング会社Bが実施した調査によれば、「オーガニックコスメを購入して使ったことがありますか?」との質問への回答は、「興味はあるが、購入して使ったことはない」(48.0%)、「興味があり、以前購入して使っていた」(29.0%)、「現在、購入して使っている」(17.5%)、「興味がなく、購入して使ったこともない」(5.5%)という結果だった。 ここからわかるように、使用経験のある人、興味のある人を合計すると94.5%。 オーガニックコスメは女性にとっての共通関心事といっても過言ではない。 興味深いのが、オーガニックコスメを使ってどんな効果を感じているのかという質問に対する回答だろう。 「オーガニックコスメを使うようになって、使う前と比べて変わったと感じることは何ですか?」と尋ねたところ、もっとも多い回答は「幸せな気持ちが増した」(45.7%)。 次に、「肌の状態が安定した」「肌質がよくなった」(ともに42.9%)、「体にいい生活を心がけるようになった」(40.0%)が続いている。 機能性の高いコスメが市場に氾濫している中で、女性たちはオーガニックコスメに精神的な満足感を求めていることがよくわかる結果である。 「体にいい生活を心がけるようになった」という回答から、オーガニックコスメは単なるコスメではなく、女性にとってはライフスタイルの一環であることが見て取れる。
2. 利用アイテムはスキンケアに偏重

女性誌や美容専門誌などでクローズアップされている人気のオーガニックコスメには、1つの傾向がある。 それは、スキンケアに偏重しているということ。 オーガニックコスメブランドの中には、メイクアップアイテムを充実させているブランドもあるが、あくまでも少数派。 ほとんどのオーガニックコスメは、スキンケアに力点を置いている。 それは、肌のベースを整えるスキンケアコスメにこそ、安心・安全を追求したいと考える女性が多いからだろう。 オーガニックコスメで人気のアイテムを挙げてみよう。 ・日焼け止め・クレンジング・化粧水・美容液・美容オイルとりわけ、年間人気コスメや人気ランキングに頻出しているのが、日焼け止めだ。 たとえば、オーガニックコスメの人気ブランドJから発売されているSシリーズの「パーフェクト UV ミルクプロテクション」だ。 100%天然由来にこだわり、SPF50+、PA++++という、最高レベルのUVカット効果を備えたこのアイテムは、美肌効果の高さや汗や水を防ぐ効果、爽やかなレモングラスの香りが人気を獲得している。 日焼け止めを使いたいけれど、肌に負担をかけたくない、でも紫外線から肌を守る確かな効果もほしい。 そんな女性たちの要望に応えた処方が人気を得ている要因だろう。 オイル人気が継続しているなか、洗顔後にオイルで肌をブーストさせてから化粧水を使うという女性が増えているが、そうした女性たちに支持されているのが、フランスのブランドLが出した新シリーズMの「ウォーターオイルデュオ」。 純白花のエキスと白ゆりオイルが3対1の割合で2層分離しているこのオイルは、使用直前に振って水と油を混ぜてから肌に乗せるという処方が好評を得ている。 オーガニックコスメにも、処方の妙や使用時の楽しさが重視されてきているのかもしれない。
3. 国内ブランドの台頭

女性誌のオーガニックコスメ特集を見ると、紹介されているコスメの大半は海外のオーガニックコスメブランドで占められている。 しかし、最近はこの状況にも変化の兆しが出てきた。 少しずつ国内ブランドの扱いが増えてきているからだ。 国内ブランドはいくつかのグループに分類できる。
    • 1.自社農園で栽培した植物使用を訴求したブランド
    • 2.フェアトレードを実施しているエシカル系のブランド
    • 3.エイジングケアを武器とするブランド
    • 4.オーガニック認証を多数取得しているブランド
    • 5.特定のカテゴリーに絞り込んだブランド1の代表的なブランドが、自社農場で栽培した無農薬ハーブエキスや北アルプス温泉水などを主原料としてスキンケアアイテムで人気のCや、自社農園で無農薬栽培したメディカルハーブのエキナセアなど、オーガニックな素材を使った「ナチュラルヒーリングコスメ」を訴求しているLだ。
モロッコ南西部にしか生息しない野生アルガンの木の実を搾り、エキストラバージンのみを使用したアルガンオイルや、水蒸気蒸留したダマスクローズを使ったFは、2に分類するブランドだ。 3のブランドとしては、「ハリや弾力を感じられるから」という理由で選ばれる本格的なエイジングケア·ブランドをうたっているDが挙げられる。 Dのコンセプトは「オーガニックのパワーでエイジングケアに結果を出す 年齢肌のためのブランド」。 エイジングケアはオーガニックコスメにとっても重要な要素だ。 4のブランドとしては、エコサートやACO、有機JAS、BDIHなどのオーガニック認定原材料を使用したオーガニックコスメのAが代表格。 2008年7月に創業したAは、植物の持つ力「フィトエナジー」に注目し、コスメだけでなくサプリやドリンク、フーズ、スイーツのジャンルにもラインナップを広げている。 「ライフスタイルとしてのオーガニックコスメ」を考えれば、当然の方針かもしれない。 今後、「食」の分野に足を踏み出すオーガニックコスメは増えていくことが予想される。 最後の5のグループに入るのが、国際認証エコサートを取得したオイルを配合したネイルケア、ハンドケアアイテムで人気のU。 人気ネイリストが立ち上げたブランドなので、ハンド周りに特化しているが、ハーブティーなどもラインナップに仲間入りしている。 食とオーガニックコスメとの親和性が高いことは間違いない。
4. オーガニックコスメの容器動向

ここでは、オーガニックコスメのスキンケア製品について、容器の傾向や動向を見ていくことにしよう。
        • 1.シンプル&ベーシックなフォルムが大半
        • 2.カラーは白を基調にしたものが圧倒的
        • 3.ボディ、キャップともに透明タイプを採用するところが多い
        • 4.緑や茶色のボトルを起用し、薬を想像させる容器が少なくない
        • 5.使用しているハーブや植物の図柄を効果的にデザインしている容器が目立つオーガニックな素材を使い、肌への優しさ、環境への負荷の少なさをうたっているオーガニックコスメは、容器についてもシンプルさを追求している
白をベースにした容器が圧倒的に多くなっていますが、同じ白でも、生成りっぽい白からまぶしいほどの白まで、多種多様。 繊細な色の違いや植物やハーブを描いたデザインやロゴで、他ブランドとの差別化を図っている。 茶や緑色のボトルを使って、メディカル的な効果を連想させるオーガニックコスメが多いのは、前回ご紹介したアロマブランドと似た傾向だ。 容器のキーワードとしては、「清潔」「清廉」「シンプル」「プレーン」。 これらをベースにボタニカルな要素で個性を演出するのが、オーガニックコスメの容器動向といえるだろう。 弊社では、こうしたマーケットの容器動向を踏まえた容器を豊富にご用意しております。 また、ブランドを強く訴求する容器も広く扱っております。 またサイズについても、消費者の志向に合わせ、さまざまなサイズの容器を揃えております。

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